近年、世界的なスポーツ大会の国内開催をきっかけに、スタジアム・アリーナ等でスポーツ観戦される方が増えています。しかしながら、平日開催やゴールデンウィーク・夏休み期間中の連戦・日曜日夜に開催される試合では、まだまだ来場者増加の余地があります。
満席率の高いスタジアム・アリーナでのファンの大声援は、選手のモチベーションアップに繋がり、熱量のある空間を楽しんで頂くことで飲食やグッズ等の関連収益も増加しやすくなり、こうしたサイクルを実現することでより効果的なチーム経営と強化に繋がると考えています。
このサイクルを実現するための重要な要素として、クラブの運営責任者は、①運営スタッフの負荷が極力高まらない運用の実現、②チームとファンの繋がりを正確に把握、③適切なタイミングで最適なマーケティング施策をパートナーの力を借りて実行すること、の3つが求められます。
各クラブでデータを活用したファンマーケティング実施の機運は確実に高まっています。一方、データ活用はハードルが高いと感じているクラブ運営責任者の方も少なくありません。弊社では、この理由は大きく3つあると考えています。
一方、デジタル・データ活用を後回しにしてしまうと、マーケティング施策については、とにかくやれる人がなんとかやっていく状況になってしまい、必然的に1人当たりの仕事量が多くなる可能性が高まります。 こうした課題を解決するために、①データ活用を簡単にする。②クラブスタッフの負荷を高めない。をコンセプトにファンエンゲージメントプラットフォームを開発しています。ファンエンゲージメントプラットフォームを活用したクラブの課題解決を次の3つのSTEPで支援しています。
プロスポーツクラブの収益を最大化するためには、より多くのお客様に来場してもらうことが重要です。その理由は、1試合あたりの来場者数が増加すると、グッズ売上・飲食売上・ファンクラブ会員数が向上しやすくなることがデータからも明らかなためです。 H&Eテクノロジーのファンエンゲージメント支援は、クラブとファンの関係をデジタル化し、データに基づいた施策実行や効果測定を行い易くすることで、クラブがマーケティング実施効果を実感できる仕組みの構築を3STEPで支援します。
スポーツカテゴリーによっては、リーグからCRMシステムが提供されているケースがあります。その場合は、まずは、そのシステムと既存データを積極活用することをおすすめしています。リーグ主導するマーケティング施策を最大限活用することで潜在的なお客様層へリーチする機会が増加し、見込み顧客のリストを増加させることができます。
ファン・サポーター・ブースター
ファンエンゲージメントプラットフォームは、Jリーグクラブ・導入実績のあるプラットフォームです。このプラットフォームを活用し、チーム公式アプリ運営やお客様のスタジアム・アリーナへの新規・リピート来場の促進施策の実行、データ活用によるマーケティング効果の可視化などを支援します。また、上記と並行して、クラブのマーケティング業務プロセスの分析をさせていただき、マーケティングの2週間スケジュールを作成する等のスタッフの運営負荷を下げるため取り組みを実施します。平均来場者数を高めることを目的にファンエンゲージメント施策のPDCAを回していくと、プラットフォーム上でクラブのファンとダイレクトにコミュニケーションが出来るようになります。デジタルでファンとクラブの繋がりを構築した後は、STEP3としてこのプラットフォームをパートナーとの施策に利活用することでスポンサーアクティベーションの取り組みに活用していきます。
ファンエンゲージメント
プラットフォーム全体図
平均観客動員数を増加させるためには、クラブ単独の努力で飛躍的に増加させることは金銭的なリソース不足の課題で難しく、パートナー企業・ホームタウンと共創することが必要不可欠になります。 クラブの営業責任者は、日々クラブを通じてSDGsを広める取り組みやパートナー様の課題解決、地域活性化/健康応援等をテーマに提案活動を実施していると思いますが企業担当者の視点では費用対効果が図りづらいという意見も少なくありません。 こうした課題を解決するために、プラットフォームを利活用することでクラブの営業責任者がパートナーの担当者へデータを使った効果測定をし易くする支援をしています。スタジアムイベントを実施する際にプラットフォームを活用頂くことで施策実行の効果が可視化しやすくなり、クラブの営業責任者がパートナーの担当者へ説明がし易くなるケースも生まれています。また、副次的な効果としてスポンサーアクティベーションメニューの一つの切り口として協賛収入の維持・増加に活用することができるのでプラットフォーム導入の費用対効果を出しやすくなると考えています。
お客様が毎日クラブのエンブレムを見てより愛着を持ってもらう。クラブがデータ活用をよりし易くなる。ライト層のお客様にスタジアム観戦を楽しんで頂く。ことの3つを実現することをコンセプトとしています。 チーム公式アプリを独自開発すると費用が高くなる課題を解決するために、共通プラットフォーム化を利用することで、導入・運用コストを抑えることができます、加えて、先行導入しているクラブで実績のあるマーケティング施策を素早く自クラブのマーケティングに取り込めることも特徴です。
提供機能
メールマガジン・公式SNSに加え、公式アプリ利用したデジタルマーケティングを展開し、ファン·サポーターの属性に応じた情報配信を実施することでファンのエンゲージメントを高めたいと構想するスポーツチームは非常に多くなっています。その一方で、クラブ公式アプリ導入のコストが高い・要件定義を行う時間が取れない・運営できずに過去に公式アプリの提供をクローズしたといったお悩みがあるチームも少なくありません。
クラブスタッフにITの専門家がいない・突発的に対応しなければならない業務が多くプラットフォーム運営にスタッフの労力を割けるかが不安といったお悩みがあるチームも少なくありません。
運用については、弊社が伴走型支援をしていること、予約配信機能によってスケジュールすることができるため1名の主担当者で運用ができるプラットフォーム設計となっています。
どのようなマーケティング施策をすればよいのか検討する時間がない・公式SNSで同じようなことができるのでプラットフォームを導入した際の費用対効果が不安といったお悩みがあるチームも少なくありません。 Jリーグ・リーグワンの各クラブに導入されているプラットフォームのため、先行クラブで費用対効果が高い施策(ベストプラクティス)を取り込むことができます。
プラットフォームを活用していくことで、データが蓄積されていきます。蓄積されたデータを活用することで先ずはチームがファン/サポーターへより良い観戦体験・デジタル体験を提供していきます。プラットフォームはパートナーの課題解決にも利活用できるように予め設計されていますのでこれまで以上にチームとパートナーが連携したマーケティング施策の実行がし易くなります。最終的にはクラブが、パートナー企業とファンを繋ぐことでクラブを核とした地域活性化モデル構築を支援していきたいと考えています。
H&Eテクノロジーのファンエンゲージメント支援は、以下3つが中心となっています。
① クラブスタッフが負荷なく運用できるファンエンゲージメントプラットフォームの提供
② 観客増を目的としたファンエンゲージメント運用支援
③ パートナーとの共創を目的としたスポンサーアクティベーション支援
ファンエンゲージメントプラットフォームのみを提供するプラットフォーム提供プランと、アプリプラットフォームと伴走型コンサルティングをセットにしたDXプランの2種類をご用意しています。プラットフォーム提供プランは月額固定型、DXプランはレベニューシェア型の業務委託契約となります。